蒲郡市生命の海科学館
この施設について
海の誕生、生命の発生と進化など、海にまつわる生命の歴史に特化した博物館。よって、展示は、先カンブリア時代から古生代の海の中の生物が中心になる。
1階の受付を過ぎると、インカクジラの化石、そして珪化木が展示してあり、わくわく感を演出している。
1階の奥には海のひろば、陸のひろばがある。海のひろばは主に小学生むきの各種基礎知識を学ぶスペース、陸のひろばは幼児の遊戯スペースとなっている。
1階から3階までは、長いらせん階段が続く(エレベータあり)。らせん階段の中央頭上には、クビナガリュウが出迎えてくれる。このクビナガリュウだが、ちゃんとメンテナンスや考証が行われており、新たな知見に合わせ、最初に展示されていた時と細部の配置などが修正されている。
3階に上がった所は科学ひろばで、ここまでは無料スペースである。ここでは、企画展が行われる。2023年は特別展「南極大陸2023」が開催され、2024年夏には特別展「アノマノカリス、カンブリア紀の海を行く」が開催されている。アノマノカリスの展示、アノマノカリスの全体像の認識の変遷を始め、カンブリア紀の生物化石などが展示されている。特定日には講演会なども開催される予定である。
その奥が常設展示室となる。この常設展示室のみ有料となっている。地球の誕生から生命の誕生、そしてその進化という流れの展示。当然、一番最初は、地球を作り出した隕石の展示。各展示にはアルミの冊子状の解説が添付されている。
展示は化石中心となるが、多くは実物の化石である。また、いくつかの展示物はさわったり、持ち上げたりすることができるようになっている。
展示室最奥はシアタールームとなっている。時間を決めて、何種類かの映画が上映される。もっとも、上映内容が恐竜=中生代の話が中心となるのは致し方ないか。
展示は、一度設置したきりではなく、新たな解釈による修正や、解説操作の変更など、ちゃんと更新がされている。たとえば、カンブリア爆発前後の解説が、タッチパネルに変更されたりして扱いやすくなっている。
また、各所に顕微鏡が設置され、自分で試料を移動させたり、ピントを変えたりすることができるようになっている。
常設展示室を出て、いったん1階に降り、別棟の階段を上がった2回が地球ひろば。ここでは、身に展示が開かれたり、資料書籍を閲覧することができる。
また、館の中央には恐竜が配置された水辺を模した池があり、それを回り込むように建物がつながる。途中の実験工作室では長期休業中ほぼ毎日小学生向けのワークショップが開かれており(予約が必要な場合あり)、職員さんの企画力だけでなく、地元企業などが一体となって、この科学館を盛り上げている感がある。
最奥、サイエンスショールームは、通常は飲食スペースとなっているが、ときおり、ここで実験ショーなどが開催される場合もある。
見学は長くても2時間程度なので、竹島水族館や竹島などとセットで訪れるとよい。竹島水族館までの距離は約800m。
施 設 概 要
U R L | https://www.city.gamagori.lg.jp/site/kagakukan/ 外部サイトにリダイレクトされます |
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住 所 | 愛知県蒲郡市港町17-17 |
電話番号 | 0533-66-1717 |
開館時間 | 9:00~17:00(入館は16:30まで) |
休 館 日 |
火曜日(祝日の場合翌日休館)、12月29日~1月3日 ただし、ゴールデンウィークや夏休みなどは毎日開館 |
アクセス | JR東海 東海道本線・名鉄 蒲郡線 蒲郡駅南口より徒歩3分 |
駐 車 場 | 無料駐車場あり。 建物南側海沿いに駐輪場あり。 二輪車も駐輪場に駐車可能だと思われる。 |
入 場 料 | 大人:500円、小中学生:200円、未就学児:無料 |
割引情報 | 障碍者無料、団体割引、蒲郡市民利用証提示で無料、ほの国パスポート所持小中学生無料、JAF割引、がまポン割引(観光案内所などでもらえる蒲郡割引クーポン)、他 |
備 考 |
2024/08/01 update