新豊根ダム
この施設について
新豊根ダムは、愛知県北設楽郡豊根村・天竜川水系大千瀬川支川大入川に建設された多目的ダム。当初は発電専用ダムとして計画されたが、途中で治水の目的を付加されている。ダム湖の名称は「みどり湖」。
愛知県内にもいくつかダムがあるが、実感ではこの新豊根ダムが一番アクセスが悪い。たいていのダムはふもとからアクセスするため、ダムに向かえば最初にダム堤体が迎えてくれる。しかし、ダム下流の東栄から浦川経由で新豊根ダムにアクセスする愛知県道429号線が2013年12月24日より落石や路肩決壊の恐れがあり通行止めになっているため、下流側からのアクセスは2024年8月20日現在不可能である。2024年6月16日段階では、新豊根ダムから愛知県道429号線下流側にアクセスするトンネルの入り口から封鎖してあり、ダム側からはアクセスできない。
よって、新豊根ダムにアクセスするためには豊根村役場からアクセスするしかない。尾根と谷に合わせて屈曲するダム湖道路に沿って豊根村役場から約11kmを走らねばならず、車で20分程度ではあるがなかなか大変である。そもそも、豊根村役場へですら、最寄りの新城ICから約50km、車で1時間強かかる。このダムに訪れるには、それなりの覚悟が必要である。ただ、道中に離合不能な道はほとんどないため、車で走る分には問題ない。
ダム自体は一日中見学することができる。平日に事前に予約すれば、新豊根ダムの建物内やダムの中、ゲートなどを見学することができる。
新豊根ダムは、隣の佐久間ダムと密接な関係がある。おもに昼間の電力需要があるときは、新豊根ダムの水を使って発電し、その水は佐久間ダムに流れる。主に夜間の電力需要が少ない時は、余った電力を利用して水を佐久間ダムから新豊根ダムに汲み上げる揚水発電を行っている。発電・揚水とも、同じ水車を使っている。
新豊根ダムのダムカレーは、国道151号沿いにある「道の駅・豊根グリーンポート宮嶋」内「山のレストランふるさと」で提供されている(注:この項最後までお読みください)。1,100円。「天端には、ジャガイモで建設された2門のローラーゲート。新豊根ダムの特徴である左岸に設置された蛇腹状のエレベーターと、ダム湖に佇むコロッケの取水設備。(豊根村観光協会webページより引用)」。さらにカレールーは豊根ダムみどり湖にちなんでグリーンカレーにする手の込みよう。しかし、残念なことに、この道の駅のレストラン・売店を長い間運営してきた茶臼の里合同会社が、2024年12月27日(金)をもって営業を終了する旨のアナウンスがありました。レストランは同年12月24日で営業を終了し、メニューも順次縮小するとのことです。来年以降は2024年12月9日現在未定のようですので、この道の駅でダムカレーを楽しみたい方はお急ぎください。
この道の駅以外にも、新豊根ダムのダムカレーを提供している場所がある。豊根村役場近くの「レストランみどり」(webページによると土日祝限定数量限定、1.5~2人前の量のため1グループ1食限定、1,200円。カレー自体は通常のものと同一)、「茶臼山高原レストランやはず」でも提供されている模様。いずれも詳細未確認。
なお、豊根村は「チョウザメが、村の人口を超えましたので、食べに来て下さい」と宣伝するくらいチョウザメの養殖に力を入れており、チョウザメ料理も各所で提供されるようになった。余裕があれば、新たな味に挑戦してもよいだろう。
河川名 | 天竜川水系大入川 |
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形 式 | アーチ式コンクリートダム |
ゲート |
クレストゲート×2門 コンジットゲート×1門 コースターゲート×1門 |
堤 高 | 116.5m |
提頂長 | 311m |
総貯水量 | 5,350万m3 |
本体着工/完成年 | 1968年着工/1973年完成 |
備 考 |
施 設 概 要
U R L | https://www.cbr.mlit.go.jp/hamamatsu/shintoyone/ 外部サイトにリダイレクトされます |
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住 所 | 愛知県北設楽郡豊根村古真立月代1-3(新豊根ダム操作室) |
電話番号 | 0536-85-1336(0536-85-1336) |
開館時間 | 8:30分~17:15分(ダムカード対応時間) |
休 館 日 | 無休 |
アクセス | 最寄りの公共交通機関は豊根村役場までしかないため、自家用車での来訪を強く推奨。 |
駐 車 場 |
無料駐車場あり。 駐輪場は見当たらない。 二輪車は普通車スペースに駐車。 |
入 場 料 | 無料 |
割引情報 | (無料) |
備 考 |
2024/12/09 update