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中津川市鉱物博物館

中津川市鉱物博物館・全景

この施設について

 この博物館のある苗木出身のアマチュア鉱物研究者・長島乙吉氏と子息の長島弘三氏から寄贈を受けた鉱物標本を基礎に、博物館周辺で産出する石、鉱物などを加え1998年に開館した市立の地質系自然誌博物館。入口は水晶を模すなど、凝った作りとなっている。

 常設展示室のみが有料となっている。エントランスを入ると、「苗木地方の鉱物と花崗岩」のゾーンとなる。苗木地区に産する各種鉱物について展示解説がされている。
中津川市鉱物博物館・エントランス 中津川市鉱物博物館・各地の花崗岩

 次は「石の姿」。いろいろな岩石の紹介や、苗木にとどまらず、苗木周辺の鉱物の展示も行われている。
中津川市鉱物博物館・展示室内1 中津川市鉱物博物館・展示室内

 続いて「鉱物の世界」。鉱物についての基礎知識の解説などが行われていて、ここに限らず、かなりわかりやすく丁寧な解説が行われている。
中津川市鉱物博物館・鉱物の世界 中津川市鉱物博物館・鉱物の物性の解説

 次は「鉱物に魅せられた人々」。この館の解説のきっかけとなった長島乙吉氏・長島弘三氏の生涯や鉱物コレクションが紹介されている。

 「暮らしの中の岩石・鉱物」では、岩石などの採掘、加工の方法などが展示されている。
中津川市鉱物博物館・花崗岩の表面処理の流れ

 展示室の中央にあるのは「中津川市の地質」立体模型を使って解説してある。
中津川市鉱物博物館・中津川市の地質

 展示の最後は「地球から宇宙へ」。岩石の成り立ちを理解するため、地球や宇宙の成り立ちを解説している。
中津川市鉱物博物館・鉄隕石のカット断面

 館外奥には、ワークショップや各種体験が行われるスペースもある。
中津川市鉱物博物館・体験スペース 中津川市鉱物博物館・体験スペース

 館の前方には、博物館裏山の水晶を含む土が広げてあり、水晶を探すことができる。見つけた水晶はひとりひとつ持ち帰ることができるようである。
中津川市鉱物博物館・水晶探しスペース 中津川市鉱物博物館・水晶探しスペース

施 設 概 要

U R L https://www.city.nakatsugawa.lg.jp/museum/m/index.html
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住  所 岐阜県中津川市苗木639-15
電話番号 0573-67-2110
開館時間 9:30~17:00(ただし入館は16:30まで)
休 館 日 月曜日(月曜日が祝日等にあたる場合はその翌日)、12月27日~1月5日
アクセス 中津川インターチェンジから城山大橋経由 車で約20分
JR東海 中央西線中津川駅より北恵那交通バス T系統・付知峡倉屋温泉または加子母総合事務所前行き「夜明けの森」バス停下車徒歩40分
(夜明けの森バス停前をはじめ要所に案内看板があるようです)
駐 車 場 無料駐車場あり。なお、館前の駐車スペースは障がい者用スペースのみなので、奥の駐車場に駐車のこと。
トイレ脇に駐輪スペースあり。
二輪車は普通車駐車場に駐車が無難。
入 場 料 330円、小中学生・幼児は無料
割引情報 障碍者入場料免除、団体割引、JAF割引、ぎふっこカード割引等
備  考 誘導看板は割とあります。

2023/08/04 update