内藤記念くすり博物館
この施設について
「薬学・薬業の発展を伝える貴重な史資料が失われ、後世に悔いを残すおそれがある」(パンフレットより引用)と考えたエーザイ株式会社・内藤豊次氏により、薬に関する総合的な資料館として、エーザイ株式会社川島工場内に1971年6月に開設された。
薬の発見、薬の製造・販売、西洋医学の伝来、薬に関わる機器や容器などの展示、薬の作用機序に関する説明パネルの設置がされている。また、薬に関する展示や企画展も随時行われているようである。薬学がどのように生まれ、どのように発展してきたか。病気に対して薬がどのように作り出され、改良されてきたかが丁寧に説明してある。薬の進歩と普及の歴史展示を見るだけでも価値があるが、高校レベルの生物を学んだ者にはより興味ある内容となっている。SSHが設置されている高校の生徒に解説者付きで見学させたい内容である。
屋外には薬用植物園があり、約700種の薬用植物を観察することができる。一部には毒をもった植物の展示も行われている。屋外展示のため当然、季節により見ごろの植物は変わる。特に冬はみられる植物が限られている。逆に、オンシーズンにはハーブの収穫イベントが行われている。さらに、1年を通じて毎月1回の活動に参加する条件で、薬草栽培教室が開催され、薬草の栽培と利用を学ぶことができる。
本館の南には温室があり、熱帯産の植物が飼育されており、ここも自由に見学することができる。毎週土曜日午後にガイドによる解説があるそうだ。
工場は、火曜日~金曜日の工場稼働日に10名以上の団体がバスを利用して来場する場合に限り、予約すれば見学することができる。ただし、2022年12月26日現在、コロナの関係で休止中。
施 設 概 要
U R L | http://www.eisai.co.jp/museum/index.html 外部サイトにリダイレクトされます |
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住 所 | 岐阜県各務原市川島竹早町1 |
電話番号 | 0586-89-2101 |
開館時間 |
9:00~16:30 ただし、2022年12月26日現在、コロナ感染症流行のため、開館時間が 9:30~16:00(ただし入館は15:30まで) に変更されている。 |
休 館 日 |
月曜、年末年始 ただし、2022年12月26日現在、コロナ感染症流行のため、日曜日も休館となっている。 |
アクセス |
名鉄各務原線・各務原市役所前駅または新那加駅北口より 各務原市ふれあいバス川島線(バス番号⑥)「内藤記念くすり博物館」下車すぐ。 (ただし、コミュニティバスのため、本数は極めて少ないのでダイヤを確認のこと) 名鉄名古屋本線/尾西線・名鉄一宮駅 または JR東海東海道本線・尾張一宮駅より 名鉄バス36系統・川島行「川島口」下車徒歩1.8km(22分) |
駐 車 場 |
無料駐車場あり。 駐輪場不明。 二輪車は普通車スペースに駐車することになろう。 |
入 場 料 | 無料 |
割引情報 | (無料) |
備 考 | くすり博物館はエーザイ株式会社川島工場敷地内にあるが、入り口は工場とは別にあるため、注意。 |
2022/12/29 update