名古屋から行く科学館・動植物園・水族館・プラネタリウムガイド

名古屋大学博物館

名古屋大学博物館全景

名古屋大学博物館エントランス

この施設について

 名古屋を中心に映画館を展開するヘラルドグループの創業者・古川為三郎氏が1964年当時2億円を寄付して建設された名古屋大学附属図書館(古川図書館)の建物を1988年、再度古川氏の寄付により再整備された建物に2000年に設置された大学博物館。現在でも古川記念館の名称も併用されている。

 収蔵物は、名古屋大学が集めた、あるいは使用してきた機器が一堂に展示されているため、理系学部関係の集大成となっている。
  2階常設展示室全景

 博物館に入ったフロアは2階であり、2階は常設展示室となっている。

 電子顕微鏡、木曽ヒノキ、
  HU-2型透過型電子顕微鏡  木曽ヒノキ

  木曽ヒノキ年輪の時代同定

 各種鉱物(隕石なども含む)、化石、土器石器、皮膚病状のロウ模型ムラージュ、
  カンブリア紀・這い跡化石  ムラージュ

 オナガドリはく製、木曽馬など、総花的に取り扱っている。
  オナガドリはく製  木曽馬骨格標本


 3階は特別展、企画展示室になっている。

 ノーベル賞受賞コーナーでは、ノーベル賞受賞者の野依良治博士(2001年ノーベル化学賞「BINAP触媒による不斉合成反応の原理」)、益川敏英博士と小林誠博士(2008年ノーベル物理学賞「小林・益川理論」)、下村 脩博士(2008年ノーベル化学賞「緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見と応用」)、赤﨑勇博士と天野浩博士(2014年ノーベル物理学賞「高輝度・低消費電力白色光源を可能とした高効率青色LEDの発明」)の業績や装置などが展示されている。

 特別展としては、2023年6月6日~10月21日まで、「深海の世界」と称して、深海関係の展示が行われている。


【博物館野外観察館】

 名古屋大学博物館とは四谷通りを隔てた反対側(西側)、南部生協(食堂・購買)西から体育館裏手に至るまでの場所に博物館野外観察館がある。
  博物館野外観察館入口

 1963年、名古屋大学教養部生物学教室の実験圃場として造成され、共用部廃止後は、博物館が管理・運営を行っているようだ。温室もあり、約800種の植物が生えているとのこと。
  博物館野外観察内部1  博物館野外観察内部2

 セミナーハウスもあり、その2階では企画展が行われることもある。
  博物館野外観察館セミナーハウス

 これ以外にも、名古屋大学にはいくつかの展示施設がある。未訪問のため、データのみ。

 ・赤崎記念研究館(北部生協西・10:00~16:00開館・日月祝休館)
 ・2008ノーベル賞展示室(ES総合館2階・10:00~16:00開館、日月祝休館)
 ・ITbMギャラリー(ES総合館東隣・9:30~19:30エントランスギャラリーのみ公開、土日祝休館)
 ・ケミストリーギャラリー(野依記念物質科学研究館・10:00~16:00開館、土日祝休館)
 ・AMANO Gallery(C-TECs1階・8:30~17:15、土日祝休館)

施 設 概 要

U R L http://www.num.nagoya-u.ac.jp/index.html
外部サイトにリダイレクトされます
住  所 愛知県名古屋市千種区不老町
電話番号 052-789-5767
開館時間 本   館 10:00~16:00
野外観察園 10:00~16:00(最終入館は15:30まで) 
休 館 日 本   館 日曜日・月曜日
野外観察園 土曜日・日曜日・祝日・閉校日
アクセス 本   館:名市交 名城線 名古屋大学下車、2番出口より徒歩すぐ。
野外観察園:名市交 名城線 名古屋大学下車、1番出口より徒歩7分。全学教育等本館南、南部厚生会館西。
駐 車 場 公共交通機関での来場を推奨されている。
名古屋大学を南北に貫通する四谷通沿線の本山寄りには、コインパーキングがいつくかある。(自動車専用)
入 場 料 無料
割引情報 (無料)
備  考 本館と野外観察館は開館日、開館時間が異なるため注意が必要。
当然、場所も異なる。

2023/08/26 update