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まるや八丁味噌



この施設について

 1337年、大田彌治右衛門が、現在の岡崎市八帖町で味噌醸造業を始め現在に至る。


 駐車場わきの受付件販売所に申し出ると、毎時00分、30分にガードツアーが始まる。(ただし、12時00分~13時00分の間は休み)。
  
 さすがに、食品会社、特に発酵関係の会社なので、製造現場を見ることはできない。まず、味噌の作り方のレクチャーがある。続いて、味噌桶がたくさん並んでいる味噌蔵に案内される。


  

 続いて、徳川家康が盗み食いをした際、追っ手から逃れるために石を投げた日吉丸石投の井戸が紹介される。
  

 工場の空き地にはそこここに使用済みの樽が洗浄、乾燥されている。樽は何度も使われ、まるや八丁味噌では1864年製があるそうだ。
  
 樽は高さ直径ともおおよそ2m、重さが700kg以上ある。ここに味噌を蒸し麹菌を生やした味噌玉、塩、水を合わせたもの6tが入れられ、麻布を敷いたうえで矢作川河原の石3tを一人で積み上げ、基本2夏2冬熟成させるそうである。樽のそばにはその石も乾燥されている。

樽の底板

 最後に、味噌こんにゃくをいただき、おみやげをいただいて解散となる。



 余談:八丁味噌の名称について。地理的表示保護制度(GI)でまるや八丁味噌、カクキューが八丁味噌の名称使用を外された件に関し、2022年6月28日、東京地裁は、まるや八丁味噌の訴えを却下した。しかし、同じ牛、同じ飼育法を使っても松坂牛を名乗れないのだから、八丁味噌もこの場所とセットでないと八丁味噌と名乗るのは筋違いだと思う。それ以外は「赤味噌」でしかない。原料と製造法さえ同じなら八丁味噌を名乗れるのであれば、世界中どこでも八丁味噌を作れることになる。こういったブランドを作ったり守ったりするのが愛知県は極めて劣っている。筆者は勝手にまるや八丁味噌の主張を支持しています。

施 設 概 要

U R L https://www.8miso.co.jp/
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住  所 愛知県岡崎市八帖町往還通52
電話番号 0564-22-0222
開館時間 9:00~16:20(最終受付)
休 館 日 年末年始
アクセス 名鉄名古屋本線・岡崎公園前駅より徒歩1分
 (愛知環状鉄道中岡崎駅改札前を通過すると近道です)
愛知環状鉄道・中岡崎駅より徒歩1分
駐 車 場 無料駐車場あり。
駐輪場なし。空きスペースに駐輪。
二輪車は普通車スペースに駐車。
入 場 料 無料
割引情報 (無料)
備  考

2022/08/30 update