名古屋から行く科学館・動植物園・水族館・プラネタリウムガイド

鞍ヶ池公園動物園・植物園

鞍ヶ池公園動物園

この施設について

 豊田市鞍ヶ池公園に併設された動植物園。

 動物園エリアとしては、動物園本体だけでなく、観光牧場や動物ふれあい広場、そして動物愛護センターが一体となっている。動物園に向かうと否が応でも目に入るのが名鉄電車「モ805」「ク2313」。1935年、1938年と戦前生まれの車両である。名鉄東西分離時代から直通時代を駆け抜け、1979年に豊田新線開通時に試験電車として豊田新線を駆け抜けた縁で寄贈されたようだ。
鞍ヶ池公園動物園・モ805・ク2313

 動物園部分は、ヤギやダチョウ、インコやニワトリ、サルなど、身近な動物が飼育されている。 鞍ヶ池公園動物園・動物舎  鞍ヶ池公園動物園・ダチョウ

 珍しいものとしてはミナミカナダヅルがここだけの展示であるが、2羽のうち1羽が他界し、当然、今いる1羽が日本国内唯一のものとなっているため、繁殖も期待できない。珍しい動物を飼う時の宿命かもしれない。
 動物園としてはこじんまりとしたもので、コンセプトとしては幼児が動物と親しむというところ。手入れは行き届いており、手作りの解説ボードが随所にみられ、多くの動物に名札プレートが下がっている。
鞍ヶ池公園動物園・手作りの解説ボード  鞍ヶ池公園動物園・名札プレート

 動物園の奥が観光牧場、動物ふれあい広場となる。観光牧場にはヒツジやポニー、ウマなどが飼われている。動物ふれあい広場では、毎週金・土・日曜日及び祝日にモルモットに触れたり、ヒツジにエサをやる体験が開かれる。それ以外は休業となる。体験には整理券が必要。詳細は本家ウェブページ参照のこと。
鞍ヶ池公園動物園・観光牧場  鞍ヶ池公園動物園・ウマ


 植物園は、大温室が中核であり、観光牧場側の奥に「英国庭園」「四季の古里」などが散在する。
鞍ヶ池公園動物園・大温室  鞍ヶ池公園動物園・小温室

鞍ヶ池公園動物園・温室内  鞍ヶ池公園動物園・温室内


 動物園・植物園以外にも、芝生広場やインドア型の遊戯施設「プレイハウス」などもあり、雨天でも子供を連れて軽く遊びに行くには手ごろな施設である。また、鞍ヶ池本体でもボートに乗ったりすることができる。
鞍ヶ池公園動物園・プレイハウス  鞍ヶ池公園動物園・鞍ヶ池

 鞍ヶ池公園自体は結構な広さがある。そのため、園内パークトレインが植物園を起終点とし、四季の古里とPA展望台で折り返して1周している。平日6便、休日12便の運航で、大人(中学生以上)100円/回、小人(小学生)50円/回を現金で支払うシステムとなっている。
鞍ヶ池公園動物園・園内パークトレイン

 西駐車場からトヨタ鞍ヶ池記念館(外部サイトにリダイレクトされます)に直接アクセスでき、トヨタ自動車の創業期からの軌跡や車両などが展示されている。

施 設 概 要

U R L https://kuragaikepark.com/
外部サイトにリダイレクトされます
住  所 愛知県豊田市矢並町法沢713-2
電話番号 0565-80-5310
開館時間 動物園 10:00~16:30(最終入場16:20)
植物園  9:00~17:00
休 館 日 動物園 12月29日~12月31日
植物園 月曜日(祝日の場合は営業)、12月29日~12月31日
アクセス 名鉄バス 豊田市駅より鞍ヶ池東行(60系統)あるいは足助行(61系統)「鞍ケ池公園前」バス停下車
東海環状自動車道内回り(豊田東JCT→土岐JCT方面)のみ、鞍ヶ池PAからの直接入場が可。
東海環状自動車道外回り(土岐JCT→豊田東JCT方面)は、鞍ヶ池スマートICから出る必要がある。
駐 車 場 無料駐車場あり。
駐輪場は、公式になし。
二輪車は普通車スペースに駐車することになる。
入 場 料 動物園・植物園に関しては無料。一部有料施設あり。
割引情報 (入場無料)
備  考 施設ごとに開館時間が異なる場合があるので、本家ウェブページで確認のこと。
車で動物園に行くなら、北駐車場がお薦め。

2024/08/22 update