地震断層観察館・体験館
この施設について
1891(明治24)年10月28日に起きた濃尾地震によってできた最大左横ずれ変位量8m、最大上下変位量6mに及ぶ大規模な断層を観察できるように掘り下げ、風雨にさらされないようピラミッド型の三角屋根で覆った「地下観察館」と、ビデオ上映や各種資料が展示された円形ドーム型の「地震資料館」を合わせて「地震断層観察館」としている。一方、3Dシアターで地震の様子を体験できる「地震体験館」が別棟である。表のとおり、「地震断層観察館」と「地震体験館」は別料金となっており、地震断層観察館に入場したうえで、新たに地震体験館の入場券を買い求める形になる。
地震資料館では、まず地震についての総合的な解説、地震計のいろいろが展示されている。
また、濃尾地震による断層崖の形成の様子、濃尾地震の様子を語るパネルなども展示されている。奥に進むと、地下観察館、地震体験館に分かれる。
地震資料館の大画面ホールの視聴は無料だが、地震体験館は、先にも書いた通り、入口の自販機で入場券を買い求めて観覧する。根尾のこどもが濃尾地震を追体験する3D映像で、座席が地震などのように揺れ動くようになっている。以前は実際の震度に合わせた動きにしてあったそうだが、現在はいくぶんマイルドな設定となっているそうである。
地下観察館では、断層が掘り下げられ、地層から断層のずれを目の当たりにすることができる。また、当時の被災状況のパネルなども展示されている。
地震断層観察館から県道255号を本巣方面に戻り、樽見鉄道ガード下に登りの階段がある。を登った先には断層展望広場があり、断層崖を一望できる。写真の白線が断層崖となる。車で行く場合、道が狭隘になるため注意が必要。

逆に、地震断層観察館から樽見方面に100m弱歩くと、そこが断層崖となる。自由に見学できるが、畑などは個人所有の物である。あぜ道も含め立ち入りはしないように気を付けたい。

さらに、地震断層観察館から県道255号を樽見方面に北上、国道157号に入ってから2.3kmほど走ると、左手に今度は断層が横にずれた横ずれ断層のあとを見ることができる。この場所も、土地を所有される方がきちんと管理されて今の形を保っているため、立ち入りは慎むこと。また、断層崖も横ずれ断層も、道の交通量はそれほど多くないものの車に注意。


施 設 概 要
U R L | http://www.motosukankou.gr.jp/02_sightseeing/02_06.html 外部サイトにリダイレクトされます |
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住 所 | 本巣市根尾水鳥512 |
電話番号 | 0581-38-3560 |
開館時間 | 9:00~16:00(ただし4月は17:00まで) |
休 館 日 | 月曜日(祝日の場合は翌日)、(年末年始は記載ないが、休みとなる模様) |
アクセス | 樽見鉄道水鳥駅より徒歩5分 |
駐 車 場 | 無料駐車場あり。 明確な駐輪場はない。入口脇に停めさせてもらえそう。 二輪車は普通車スペースに駐車。 |
入 場 料 | 地震断層観察館 大人:500円、小学生~高校生:250円 地 震 体 験 館 大人小人とも200円 |
割引情報 | 障碍者割引、団体割引(地震断層観察館のみ) 地震体験館はあくまでアトラクションのため、割引はなし。 |
備 考 |
2023/08/27update