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豊橋市石巻自然科学資料館

豊橋市石巻自然科学資料館

この施設について

 豊橋市北部の石巻山(読みが「いしまきやま」で紹介されることは多いが佐野妙著「だもんで豊橋が好きだと言っとるじゃん!」4巻によると、地元では「いしまきさん」と読むらしいので注意)中腹にある施設。資料館数あれど、おそらく愛知県で一番辺鄙なところにある施設だと筆者は思う。

 石巻山周辺の地質、動植物を紹介するため、1967年に開館、2002年12月にリニューアルオープンした。内部は1室だけの構成で、周辺の動植物、鉱物の紹介パネル、いくつかの岩石標本が展示してある。
豊橋市石巻自然科学資料館・内部 豊橋市石巻自然科学資料館・内部

 資料館は、石巻山へのハイキングや自然観察等のためのビジターセンターとしての機能もあるため、中央に休憩用のスペースが設けてある。また、マムシやスズメバチ、ムカデなど注意が必要な動植物の解説もあるが、この館のアプローチ自体注意を要する気がする。
豊橋市石巻自然科学資料館・休憩スペース 豊橋市石巻自然科学資料館・注意を要する生物

 開館時は屋上にも上がれる。おそらく、この館の完成時にはよい眺望があったのだろうが、今は木が成長しており、眺望は得られない。
豊橋市石巻自然科学資料館・屋上 豊橋市石巻自然科学資料館・屋上眺望

 なお、この館はスタッフは常駐せず、空調もない。照明もあるが、基本的に消灯してある。

 石灰岩からなる山頂部には特徴的な植物がみられ、石巻山石灰岩地植物群落として国の天然記念物に指定されている。また、カタツムリの生息地としても知られ、この一帯にしか見られないものもあるため、動植物の採取はしない方が吉。


 さて、この館へのアプローチなのだが、ふもとの石巻神社下社交差点からおよそ2kmの山道を登ると駐車場がある。そこから自然科学資料館への案内看板があり、それに従って登る。
豊橋市石巻自然科学資料館・アプローチ1

 一段登ると、眺望が開ける。資料館までで眺望が楽しめるのはここだけである。豊橋市を超えて三河湾まで一望できる。
豊橋市石巻自然科学資料館・眺望 豊橋市石巻自然科学資料館・眺望

 石巻神社への看板を頼りに、廃墟の横を登る。
豊橋市石巻自然科学資料館・アプローチ2 豊橋市石巻自然科学資料館・アプローチ3

 階段があるので登る。突き当り、左が石巻神社の看板はすぐわかるが、右をよく見ると…。
豊橋市石巻自然科学資料館・アプローチ4 豊橋市石巻自然科学資料館・アプローチ5

 石巻自然科学資料館への看板がある。しかし、アプローチ道自体、マムシに注意したくなる道である。
豊橋市石巻自然科学資料館・アプローチ6

施 設 概 要

U R L https://www.toyohaku.gr.jp/sizensi/ishimaki/isimaki.htm
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住  所 愛知県豊橋市石巻町南山93-2
電話番号 なし
開館時間 9:00~16:30
休 館 日 月曜日(祝日の場合は翌日)
アクセス JR東海 東海道線・飯田線 豊橋駅 または 名鉄 名古屋本線 豊橋駅より
 豊橋鉄道バス 豊橋和田辻線 和田辻東、嵩山、四ツ谷行乗車、「石巻登山口」下車、徒歩約40分。
駐 車 場 愛知県道379号石巻山線を登りきったところに無料駐車場あり。
駐輪場なし。駐車場わきに止めることになる。二輪車は普通車スペースに駐車。
入 場 料 無料
割引情報 (無料)
備  考 ここに関する問い合わせはのんほいパーク内にある豊橋市自然史博物館(053)241-4747へ

2024/08/27 update