名古屋から行く科学館・動植物園・水族館・プラネタリウムガイド

浜松科学館 みらいーら


   入口側


   背 面

この施設について

 浜松市中心部にある科学館。愛称はみらいーら。みらいーらの長音記号だが、ロゴなどでは「~」が使われているが、パンフレットなどでは「-」が使われているため、本稿においては「-」を使うことにする。

 浜松科学館は3フロアからなる。

【1階】
 受付/券売所、ものづくりラボ、カフェ、ミュージアムショップ。
 そして自然ゾーン。


【中2階】
 みらいーらコア。
 サイエンスショーなどが行われるステージ。


【2階】
 名古屋市科学館のようにフロアごとにテーマを変えるのではなく、ワンフロアを「光ゾーン」、「力(ちから)ゾーン」、「音ゾーン」、「宇宙ゾーン」、「新技術コーナー」というゾーンで区切って展示を行っている。

  
 浜松科学館では、地元の産業を興した名士の紹介をしている。鈴木道雄(SUZUKI)、本田宗一郎(HONDA)、川上源一(YAMAHA)、梯郁太郎(Roland)、河合小市(KAWAI)、山葉寅楠(日本楽器製造 現・YAMAHA)、高柳健次郎(日本のテレビの父)、堀内平八郎(浜松テレビ 現・浜松ホトニクス)と浜松の名士たちが勢ぞろいしている。

 さらに、前述各企業が企業名を冠したブースを持ち、各種展示を行っているのが大きな特徴である。

 たとえば、スズキはオートバイのドライブシミュレータ、河合楽器製作所は巨大なピアノシミュレータ、浜松ホトニクスは光電子倍増管を出品しているなど、各企業が工夫を凝らした展示を行っており、他の科学館とはひと味違った展示となっている。




 また、高柳健次郎のブラウン管の模型の展示もある。科学館の展示物はわりと似通った構造になるのだが、トイレの脇の通路に金属パイプの鉄琴を置いてみたり、室内でペットボトルロケットの発射装置を設置してみたりと、この科学館独自の展示も数多く、工夫が見られる。

【3階】
 基本的にはプラネタリウム(後述)とその入場待機場所であるが、機械式のプラネタリウムの展示(後述)、恒星原版の展示、隕石の展示がある。

【屋外展示】
 展示は屋内だけでなく、浜松駅から科学館に入る手前に「自然観察園」と称して近隣で見られる樹木を植えた小道が作られている。


 科学館の手前はサイエンスパークと名付けられた芝生広場となっている。
 そこにも通常なら室内展示となっているパラボラ式音声伝達装置や、

ニュートンが重力を発見したリンゴのクローンが栽培されていたりする。

プラネタリウム



 

  プラネタリウム諸元
光 学 投 影 機 五藤光学研究所製 ケイロンⅢ・ハイブリッド
デジタル投影機 不明
ドーム諸元 ドーム径20m、傾斜角不明、座席200席、一方向配置
設 置 年 2022年3月1日
上映時間 平  日:14:30~、15:50~
土日祝日:10:30~、11:40~、13:15~、14:30~、15:50~
※夏休み期間中は土日祝スケジュールで投影。
※生解説の回、キッズ向けの回、そしておそらく映像上映だけの回があるため、スケジュールを確認のこと。
備  考 光学投影機のオレンジ色は浜松の名産であるミカンをイメージ。

更新前の光学投影機
 1986年~2005年 コニカミノルタ製INFINIUM 21D
 2006年~2021年 コニカミノルタ製INFINIUM S++SKYMAX DSⅡ-R2(4K)
旧型機の展示はない。

 生解説、あるいはドーム番組。
 自分が見たバージョンのみかも知れないが、通常、一方向固定座席の場合、正面が南となるのがほとんどであったが、夕方は西が正面、夜になって南を正面、明け方は東を正面に持ってくるという独特の演出だった。確かに、そういう運用をすると、見てもらいたいものが正面にきて見やすい。しかし、夕方正面に太陽が見えるのは、プラネタリウムを多くみている者にとってはびっくりな演出である。

 1962年8月、浜松科学館の前身の浜松市児童会館に作られたプラネタリウム(ドーム径10m、座席数160席、水平、同心円配置)(展示パネル及びそれに載っている写真から判断しました)に設置された興和光器製作所(現・興和オプトロニクス)製「興和プラネタリウムⅠB型」が展示されている。  

施 設 概 要

U R L https://www.mirai-ra.jp/
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住  所 静岡県浜松市中区北寺島町256番地の3
電話番号 053-454-0178
開館時間 9:30~17:00(入場は16:30まで)
※夏季一部期間は9:30~18:00(入場は17:30まで)
休 館 日 月曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
※春季・夏季・冬季休暇期間は月曜日も開館
アクセス JR東海・東海道本線 浜松駅より徒歩7分
遠州鉄道 新浜松駅より徒歩約15分
駐 車 場 駐車場なし。ガードをくぐり北側にあるイタクパーキングが提携駐車場。駐車券を受け付けに提示すると150円の割引券がもらえる。
駐輪場は科学館の南東道沿いにあり。
二輪車は、250ccのバイクは駐輪場に停められますかとの質問では可能との回答でした。それ以上のバイクに関しては、すみません、お問い合わせください。
入 場 料 常設展のみ
  大人:600円、高校生:300円、中学生以下:無料、70歳以上:無料
常設展+プラネタリウム1回
  大人:1,100円、高校生:550円、中学生以下:無料、70歳以上:無料
常設展+プラネタリウム2回
  大人:1,300円、高校生:650円、中学生以下:無料、70歳以上:無料
割引情報 障碍者割引、団体割引
備  考

2022/07/28 update