岐阜市科学館


この施設について
岐阜市営の科学館。基本的に2階建てで、2階部分が科学館に充てられているため、展示スペースは外観ほどには広くない。1階部分はイベントなどで利用されている。こういった施設のお約束のように、おおむね小学生以下をターゲットととした解説がされている。
■第1展示室「自然」ゆたかさ/岐阜の豊かな自然を学ぶ
岐阜市周辺の自然を中心とした生物・地学分野の展示が行われている。

■第2展示室「現象」おどろき/身近に起こる現象を学ぶ
物理・科学分野を中心とした展示が行われている。体験型展示も多く、子供達には人気のようである。

第2展示室入り口には「リカちゃん」という名の案内ロボットがさみしそうに展示されている。

■第3展示室「技術」よろこび/優れた科学技術を学ぶ
産業技術やインフラ関係の展示が行われている。

■第4展示室「地球」つながり/地球のしくみを学ぶ
地球環境、気象などをグローバルに解説している。

■第5展示室「宇宙」ひろがり/宇宙のしくみと歴史を学ぶ
宇宙に関する解説や隕石などの展示が行われている。

また、第1展示室前にはハイビジョンシアターがある。

さらに 第一展示室の奥にはスーパー理科室と呼ばれるステージがあり、土日や夏休みなどにはサイエンスショーが行われている。設備自体はきれいなのだが、誰が設計したのか知らないが、スーパー理科室の客席の中央に巨大な柱があって、邪魔なことこの上ない。この場所はイベントスペースにも利用されており、イベント実施中はサイエンスショーはお休みとなる。

屋上には天文台があり、50cm反射式、15cm屈折式望遠鏡が設置され、月に1回星を見る会が開かれている模様である。
この科学館には2体のマスコットキャラクターがいるようである。

科学館外の案内やパンフレットには画像と名前が載っているが、館内には目立って使われている形跡はない。ウェブページにも一切記述がなく、存在感が希薄である。外部サイト・アイエム[インターネットミュージアム]が行った「ミュージアムキャラクターアワード2016」(外部サイトにリダイレクトされます) にはエントリーされていたようで、そこには設定の記述がある。
1体はひららちゃんといい、ギフチョウが大好きな人の前に現れる妖精。すみかをなくして困っていたところを、岐阜市科学館の職員に助けられ、今はギフチョウについて知ってもらうために、岐阜市科学館でアイドルとして活躍中。
もう1体はてんたいくん。宇宙の平和を守る宇宙パトロールの一員で、スペースデブリを調査中、使用済みの人工衛星の破片とぶつかり、岐阜市科学館駐車場に不時着。今は傷を癒しながら、岐阜市科学館プラネタリウムでスペースデブリや銀河系について研究中。だそうである。かろうじててんたいくんは、プラネタリウムのキッズタイムに使用されている。
プラネタリウム


| 光 学 投 影 機 | コニカミノルタプラネタリウム製 INFINIUM 21D |
|---|---|
| デジタル投影機 | コニカミノルタプラネタリウム製 Media Globe Σ SE |
| ドーム諸元 | ドーム径20m、傾斜角20°、座席221席、一方向配置 |
| 設 置 年 | 1988年10月 |
| 上映時間 |
平 日:13:00~、14:30~、16:00~ 土日祝日:10:30~、13:00~、14:30~、16:00~ 夏季休業中などは、土日祝日のスケジュールに11:30~の回が追加されることもあるようである。 |
| 備 考 |
生解説+ドーム番組。
投影開始時に、施設回りの風景が映し出される。傾斜型の多くのプラネタリウムは、地面と水平に風景が映し出されるため、風景は南側がメインとなる。しかし、岐阜市科学館の風景は、傾斜したドームの縁に沿って斜めに風景が映し出される。天頂も、通常のプラネタリウムがドーム最高部となるのだが、このプラネタリウムでは斜め前方が天頂となる。
ドーム番組のような全天画像は、解説員席後ろの魚眼プロジェクター1台によって映し出されている。画像はおおむね南天が中心となるため気にはならないが、北の画像に影が映りこんでいるのが残念である。また、不思議なことに天の川も同じ部分が影になっている。影になった部分にも星は投影されているため、もしかしたら、このプラネタリウムの天の川はデジタルで映し出されているのかもしれない。
この館の座席には、1970年代に開校した愛知県立の新設高校に最新鋭教育機器として導入されていたアナライザー装置(解答番号を座席のボタンで答え、集計する装置)が設置されており、回答の集計装置として使われている。愛知県立学校では時代の遺物として使われることなく朽ち果てながら放置され、高校によっては撤去されているが、ここでは有効に活用されている。

なお、プラネタリウム投影機下のステージは、立ち入り禁止のようで、以前はうかつに降りると注意されたものだが、現在はバリケードによって封鎖されており、誤侵入の心配はない。
プラネタリウムロビーには1958年4月~1984年11月まで、岐阜市金華山の南にある水道山山頂にあった「岐阜プラネタリウム遊園地」で稼働していたカール・ツァイス社のプラネタリウム イエナZKP-1の73号機が展示されている。全世界で257機納入され、うち2機が日本に輸入されたうちの最初の1機。もう1機は、旭川市青少年科学館に設置されたもので、現在は旭川市科学館に展示されている。


モーターの電源が接続されており、ボタン操作で日周運動の様子を見ることができる。
施 設 概 要
| U R L | https://www.city.gifu.lg.jp/8307.htm 外部サイトにリダイレクトされます |
|---|---|
| 住 所 | 岐阜市本荘3456-41 |
| 電話番号 | 058-272-1333 |
| 開館時間 | 9:30~17:30(ただし入館は17:00まで) |
| 休 館 日 | 月曜日(その日が祝日にあたるときは、翌日) 祝日・振替休日の翌日 12月29日~1月3日 |
| アクセス | JR東海 東海道線西岐阜駅より徒歩約15分 岐阜バス 名鉄岐阜駅(1番乗り場)またはJR岐阜駅(6番乗り場)より 鏡島市橋線 市橋行き乗車「科学館前」で下車 |
| 駐 車 場 | 無料駐車場あり。 入口北建物脇に駐輪場あり。 二輪車は普通車スペースに駐車か? |
| 入 場 料 | 高校生以上:620円(310円)、3歳から中学生:200円(100円) プラネタリウム鑑賞込みの料金。( )内は展示室のみの料金 |
| 割引情報 | 団体割引、3歳未満・障碍者・岐阜市居住の中学生以下あるいは70際以上の方は無料 特別展に別料金がいる場合あり |
| 備 考 | 通りから奥まったところにあるので、見つけづらいです。 |
2025/08/06 update
