岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
この施設について
1985年10月28日、航空自衛隊岐阜基地で初飛行を行った低騒音STOL実験機「飛鳥」は、97回、167時間の試験飛行を行い、その役割を終え、その機体の利用が検討された。もともと各務原市には航空宇宙産業が昔から発達しており、それにちなんだ博物館飛鳥を中心とする航空宇宙博物館を建設することが決まった。それにより、飛鳥は1991年に各務原市に貸与することが決定、1996年3月23日かかみがはら航空宇宙博物館として開館。2016年よりリニューアル工事に入り、2018年3月24日リニューアルオープン。同時に各務原市と岐阜県の共同設置となり館の名称を「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」に改称。実機41機、実物大模型15機が展示されている。
航空自衛隊岐阜基地との間には長さ1.2kmの搬入路があり、一部の航空機はこの搬入路で博物館に搬入されている。また、YS-11A-213、US-1A、P-2J、N-62 イーグレットなどは、博物館搬入のため、各地から岐阜基地へ最終フライトをした後に搬入路を経て博物館に展示された。
展示は、入管前、館外から始まっており、KV-107ⅡA-4輸送ヘリコプター、YS-11A-500R中型輸送機、新明和US-1A救難飛行艇、川崎P-2J対潜哨戒機が来場者を迎える。
入館すると「航空機と航空機産業の始まり」としてライトフライヤーなどが出迎える。
進むと、「戦前・戦中の航空機開発」として、三式戦闘機二型・飛燕、十二試艦上戦闘機模型、各種エンジンその他が展示されている。
その奥は、1回のメインフロアとなり、自衛隊関係機、民間機など多種にわたる数々の航空機が展示してある。、しかもそのほとんどが実物である。
そして、その最奥に低騒音STOL実験機「飛鳥」、ぐるっと戻ってくるとUF-XS 実験飛行艇が鎮座している。飛鳥は、まれに内部公開のイベントが行われる。
2階の下部分には、旅客機シミュレータや小型ジェット機シミュレータをはじめとしたシミュレータが設置されている。シミュレータ操作には、たいていの場合、脇で配布している整理券が必要である。
シミュレータゾーンの隣は、博物館制作の番組が上映されているシアタールームである。番組はいくつかあり、宇宙開発、飛行機開発などが学習できる。(別番組が放映されている場合がある)
2階は宇宙関係の展示場となっている。きぼう実物大模型展示もある。ロケット模型の展示場にはH3ロケットも展示されており、きちんと更新されているのがわかる。
2階の突き当りを降りると、H2ロケットのカウルやエンジン、各種パーツ、大気圏突入カプセルなどが展示されている。
1階の東側から渡り廊下で別棟に移る。ここはスペースボックスと呼ばれ、現在はイベントスペースなどに利用されている。また、その渡り廊下に展望デッキに続く階段に出ることができる。展望デッキは本館の屋根より高い場所から遠くを見渡すことができるが、残念ながら森などに阻まれて航空自衛隊岐阜基地の滑走路は見ることができない。
施 設 概 要
U R L | http://www.sorahaku.net/ 外部サイトにリダイレクトされます |
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住 所 | 岐阜県各務原市下切町5丁目1番地 |
電話番号 | 058-386-8500 |
開館時間 |
平 日:10:00~17:00(最終入館:16:30分) 土日祝日:10:00~18:00(最終入館:17:30分) |
休 館 日 | 第一火曜日(休日の場合、翌平日)、12月28日~1月2日 |
アクセス |
名鉄各務原線「各務原市役所前駅」下車、 ふれあいバス川島線(バス番号7)または稲羽線(バス番号5)に乗り換え、 「航空宇宙博物館」停留所で下車すぐ。 両便とも、毎日運行の便あり(平日のみの便もある)。 なお、帰りは川島線がバス番号6となるもよう。 |
駐 車 場 | 無料駐車場あり。 駐車場北側、バス停がある歩道奥に駐輪場あり。 二輪車も駐輪場に駐車可能と思われる。 |
入 場 料 | 大人:800円、高校生:500円、60歳以上:500円、中学生以下:無料 |
割引情報 | 障碍者割引、団体割引 |
備 考 |
2025/08/06 update