名古屋から行く科学館・動植物園・水族館・プラネタリウムガイド

愛知県下水道科学館

この施設について

 愛知県が設置した下水道科学館(管理運営は民間会社が行っている)。メタウォーター株式会社が愛知県より命名権を取得したため、2017年4月1日から「メタウォーター下水道科学館あいち」の愛称となった(wikipedia)

 1階は山から流れてきた水が家庭などで利用され、そこで汚れた水が処理され浄化されるまでを「山からくらしへ」「くらしと水」「汚れた水のゆくえ」「水をきれいにする」というコーナーに分け、小学生にもわかる=小学生むきの解説が行われている。

  
 谷川を模した滝、家の床下に取り廻した排水管とそこを流れる汚水など、愛知県にしてはそこそこ金をかけた展示内容となっている。
 この施設は、基本的な展示解説は小学生むきなんだが、一方でかなり専門的な解説も行われており、対象が両極に振っているところである。下水管のいろいろや、その下水管を現場で溶着する技術、下水管の中の様子を探るカメラなど、かなり専門的な分野の解説がなにげにされていたりする。
  



 見学の最後には、飛ぶ噴水を設置している。
  

 2階は水のシアターとなっているが、見学した日は、およそ水の浄化とは全く関係ないビデオがエンドレスで上映されているのみであった。


 また、図書コーナーもあり、子供向けの理科関係を主にした書籍がある一方で、専門家向けの学術書・技術書もおいてあり、この施設をよく表していると思われる。

 この施設に入ってから出るまで、職員の姿を一切見なかった。もちろん、窓口に行けば応対してもらえるし、そもそも係員がフロアに出なければいけないほどの客もいないためなのだろうが、一抹の寂しさを感じる。また、コロナのせいもあるのだが、多くの機器が使用できなくなっているのも悲しいことである。

 屋外にはビオトープがあり、人工的に作られた自然を観察することができるようになってはいるのだが、ビオトープへの出入り口は閉鎖され、外に設置されたポンプなどもさわることができなかった。また、芝生広場にはシールドマシンのカッター部分が展示されている。

施 設 概 要

U R L https://eppy.jp/
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住  所 愛知県稲沢市平和町須ケ谷長田295-3
電話番号 0567-47-1551
開館時間 9:30~17:00
休 館 日 月曜日 (月曜日が祝日の時は開館し、翌平日休館)
12月29日~1月3日
アクセス 名鉄 尾西線 上丸渕駅下車 徒歩2.5km
稲沢コミュニティバスを乗り継いで行くコースも案内されているが、乗車には予約が必要。
しかし、そもそも下水処理施設・日光川上流浄化センターが設置されるような場所のため、アクセスは基本的に考慮されていない。自家用車で行くしかなかろう。
駐 車 場 無料駐車場あり。
駐輪場あり。
二輪車は普通車スペースに駐車。(大型でなければ駐輪場でも可だと思われる)
入 場 料 無料
割引情報 (無料)
備  考

2022/08/04 update