でんきの科学館

この施設について
【臨時休館告知があります】
でんきの科学館は2026年に40周年を迎え、それに向けた展示室等のリニューアルのため、2026年2月2日(月曜日)~2026年5月29日(金曜日)の期間、臨時休館となる旨ウェブページに案内されている。
1986年に完成した電気文化会館の1階から4階までを利用した、中部電力直営の科学館。直近の名古屋市科学館のように理化学関係の全てのジャンルを網羅しているわけではなく、中部電力直営ということもあり、電気に特化した科学館である。その分、電気そのものに関する展示、発電、送電関係の展示が充実しており、実物を使った展示も多数ある。
1階はコミュニティプラザとロビー。エントランスボードがあるのみで、入口はエスカレータを上った2階にある。ロビーは半分ほどがコーヒーショップとなっている。

2階には受付があり、左手が順路となる。鉱物の展示、人類が初めて「電気」を認識したエピソード、そして、「でんきの発見」と称して、ビデオ解説付属の実験装置群を通して、人類が電気を手に入れていった過程を紹介している。

2階の反対側に進むとサイエンスプラザということで、テーブル型の映像展示が行われている。

3階は、「でんきの旅」と称して、発電所から変電所、送電線、家庭に送られるまでのジオラマがつくられている。各所にジオラマを写したテレビモニタがあり、そこに映った電気設備をタップすると各所の解説が表示されるというもの。

さらに、高圧電線に登った展示や15万6千V高圧電線用V型碍子の展示、

各種高圧ケーブルの重さ比べや、鋼心耐熱アルミ合金より線の断面、

柱上トランスの現物など、電力会社直営の強みを活かした現物の展示が行われている。

続いて、Eアカデミア・シアターと称して、浜岡原子力発電所5号機1/4模型を使い、原子力発電所関係の紹介や、各種発電所の紹介が行われる。また、この原子力発電所の模型にプロジェクションマッピングを行って解説などが行われる。

3階西側は「環境とエネルギー」ということで、ひところマスコミが流行らせようとして失敗したSDGs関連の展示が行われている。奥には放射線関係の実験展示もある。

3階南側には風力発電のブレード展示や、オームシアターというクイズやゲームを用いた参加型ステージがある。オームシアターは実施時間が決まっており、平日は1日1回、土休日は1日5回行われる。参加には整理券が必要で、当日発券機から発券するか、ウェブページから予約することができる。

4階東側には「ふしぎのくに」と称して、でんきとは関係ない理化学展示があったり、錯視のコーナーがあったりする。

4階西側は「あそびと学びの森」と称して、子供の遊び場と理科関係の図書の閲覧室がある。

さらにその奥には「でんき資料室」があり電気事業の歴史や、昔使っていた機器などの展示が行われている。


電力会社直営ということもあり、火力・水力・原子力各発電の仕組みに関する展示も充実し、内容も深い。さらに、疑問が生じれば、解説員も現場たたき上げの専門家が常駐しており、電力・送電に関する深い解説を聞くことができる。また、休日を中心にサイエンスショーやミニ科学実験なども行われ、子どもたちを楽しませる工夫も凝らされている。
施 設 概 要
| U R L | https://www.chuden.co.jp/e-museum/ 外部サイトにリダイレクトされます |
|---|---|
| 住 所 | 愛知県名古屋市中区栄二丁目2番5号 |
| 電話番号 | 052-201-1026 |
| 開館時間 | 9:30~17:00 |
| 休 館 日 |
月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日) 第3金曜日(8月は除く) 12月29日~1月3日 |
| アクセス | 名市交 東山線、鶴舞線 伏見駅4番出口から東へ徒歩2分 |
| 駐 車 場 |
有料駐車場あり(170円/30分) 近隣にも有料駐車場が結構ある。 二輪駐車場なし。ここから直近の自動二輪有料駐車場は白川公園南「白川公園駐車場」と思われる。(100円/30分) 駐輪場も見当たらない。伏見通などにある有料駐輪場を利用することになろう。なお、電気の科学館周辺は自転車放置禁止区域なので、歩道等に駐輪しないように。 |
| 入 場 料 | 無料 |
| 割引情報 | (無料) |
| 備 考 | 2026年にリニューアル臨時休館があります。詳しくは本稿トップをご覧ください |
2025/09/23 update
