アストロドーム【プラネタリウム撤去済み】
この施設について
名古屋PARCO東館8階にかつてあったプラネタリウム。現在はプラネタリウム撤去の上改装済み。
1989年6月29日、名古屋PARCO東館開業とともに開館したプラネタリウム。歩いて行ける場所に名古屋市科学館のプラネタリウムがあるにもかかわらず、栄地区第二のプラネタリウム上映施設として開館した。当時の名古屋市科学館プラネタリウムはツァイスⅣ型であり、新型のGSS-Ⅱの姿には未来を感じた。また、投影される星も科学館より美しく、席も上等で、この地区にはなかった傾斜配置。何もかもが新しかった。
しかし、全て知識の豊富な解説員の生解説である名古屋市科学館プラネタリウムに対して、オートプログラムによる解説であったため、天文の知識を持った者にとっては物足りなさを感じた。入館料金も科学館に比べてお高く、頻繁に行けるものではなかった。さらに、PARCOに集まる客層にとってプラネタリウムが集客に寄与できるかも不安を感じた。(以上憶測)
結局、2000年10月に営業を終了し、名古屋で映画館を経営するヘラルドグループに運営が託された。プラネタリウムという特殊な空間のため、他に転用は難しかったが、映画館としてなら十分利用が可能であった。さらに、座席も既存の映画館より広かったため、それもセールスポイントにできた。プラネタリウムを撤去し、台座は取り壊されて席で埋められ、全周スクリーンも通常の映画スクリーンに改装され座席数154席の映画館センチュリーシネマとして再スタートを切った。
センチュリーシネマ入口と、センチュリーシネマ1入口
センチュリーシネマ1スクリーン
しかし、よく見ると、プラネタリウムドームのアールが天井に残っており、言われればプラネタリウムドームの転用とわかる。
センチュリーシネマ天井と、センチュリーシネマ1側方
なお、買収したヘラルドコーポレーションが2003年12月に民事再生法適用申請したため、現在は、主に名古屋市(一部除く)と名古屋市以北の愛知県エリアをカバーするスターキャット・ケーブルネットワークによって運営されている。
プラネタリウム
光 学 投 影 機 | 五島工学製 GSSⅡ |
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デジタル投影機 | 不明。全周投影機アストロビジョンはあったが、おそらくデジタルではないと思われる |
ドーム諸元 | ドーム径19.2m、傾斜角不明、座席189席、一方向配置 |
設 置 年 | 1989年6月 (2000年10月営業終了) |
上映時間 | 閉館済み |
備 考 |
オート解説。
施 設 概 要
U R L | (閉館のためウェブページは存在しません) |
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住 所 | 名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ東館8階 |
電話番号 | 052-264-8580(センチュリーシネマ) |
開館時間 | 10:00~21:00(名古屋PARCOの営業時間) |
休 館 日 | 無休(名古屋PARCO) |
アクセス | 名市交名城線矢場町駅直結 |
駐 車 場 |
有料駐車場あり。 PARCO東館東 久屋大通沿いに駐輪場あり(料金不明)。 二輪車は久屋大通エンゼルパーク駐車場に二輪スペースが若干あり。有料。 |
入 場 料 | (閉館済み) |
割引情報 | (閉館済み) |
備 考 |
2025/05/08 update